40代で転職活動を始めると、「何社くらい応募すれば内定を取れるのだろう」「10社応募して全部不採用だったら多すぎるのか」「働きながら何社も同時に応募できるのか」と、応募社数について迷うことがあります。
結論からいえば、40代の転職に「必ず○社応募すれば内定が出る」という決まった数字はなく、職種、業界、勤務地、希望年収、これまでの経験、応募する求人との一致度によって必要な応募社数は大きく変わります。
一方で、転職成功者が1社や2社だけに応募して転職先を決めているとは限らず、2026年5月に公開されたdodaのデータでは、2025年4月から2026年3月にdodaエージェントサービスを利用して内定を得た人の平均応募社数は31.9社で、94.9%が2社以上、66.4%が11社以上へ応募しています。
さらにdodaが40代以上を対象として紹介しているデータでは、転職成功までの平均応募数は35.2社とされていますが、この数字を見て「40代なら最初から35社へ応募しなければならない」と考える必要はありません。
40代の転職で大切なのは平均応募社数へ機械的に合わせることではなく、まず応募先を数社に分けて選考結果を確認し、書類選考で落ちるのか、面接まで進むのか、最終面接で決まらないのかによって応募数と対策を調整することですので、具体的な目安や同時応募の進め方まで詳しく整理していきます。
40代の転職は何社に応募すればいい?
40代の転職で応募する会社数に絶対的な正解はありませんが、1社だけへ応募して結果が出てから次を探す方法では、選考に時間がかかるほど転職活動が長期化しやすくなります。
そのため、最初から30社へ一気に応募する必要はないものの、複数企業の選考を同時に進め、書類選考の結果を見ながら次の応募を追加していく方法が現実的です。
平均応募社数は参考になりますが、調査対象やサービスによって数字が異なるため、「平均より少ないから応募不足」「平均より多いから転職が難しい」と単純に判断しないようにしましょう。
平均では30社前後になるデータもある
2026年5月に公開されたdodaの調査では、2025年4月から2026年3月にdodaエージェントサービスを利用して内定を得た人が、転職活動開始から内定までに応募した求人は平均31.9社でした。
同じ調査では転職成功者の94.9%が2社以上へ応募しており、66.4%は11社以上へ応募しているため、少なくともdodaエージェントサービスを利用して転職した人については複数応募が一般的だったことが分かります。
またdodaが40代以上のミドル・ハイクラス向けに公開している情報では、40代以上が転職成功までに応募する数は平均35.2社と紹介されており、ポジションが限られるミドル層では一定の応募数が必要になるケースもあります。
| データ | 応募社数 | 対象 |
|---|---|---|
| doda転職成功者 | 平均31.9社 | 2025年4月〜2026年3月の内定者 |
| doda40代以上 | 平均35.2社 | 40代以上の転職成功者 |
| 複数応募 | 94.9% | doda転職成功者 |
| 11社以上応募 | 66.4% | doda転職成功者 |
ただし、これらはdodaのサービス利用者など特定の対象を集計した数字であり、すべての40代転職者が30社以上へ応募しなければならないことを示す数字ではありません。
平均応募社数は「複数社へ応募しても珍しくない」と理解するための参考値として使い、自分の応募社数は実際の選考結果から調整しましょう。
別の調査では40代の応募数が異なる
転職の応募社数は調査によって数字が異なるため、一つの平均値だけを基準にしないことが重要です。
マイナビの「転職動向調査2025年版」では、2024年の転職者について40代が閲覧した求人は平均34.2件、応募した求人は平均8.8件とされており、dodaが公表する転職成功者の平均応募数とは大きな違いがあります。
これは調査対象者、転職サービス、集計方法などが異なるためであり、どちらかの数字が間違っているという意味ではなく、「40代の平均応募社数」を一つの数字として決めることが難しいことを示しています。
- 調査対象者が異なる
- 利用サービスが異なる
- 転職成功者だけの場合がある
- 調査期間が異なる
- 応募方法が異なる
- 職種や年収帯が異なる
そのため「40代なら8社で十分」「35社は必須」というように数字だけで判断せず、自分が応募した求人のうち何社から面接へ進めているかを見ることが大切です。
平均応募社数を目標にするより、自分自身の書類選考通過率や面接通過率を確認したほうが、次に何社へ応募すべきかを具体的に判断できます。
最初は5社前後から始めてもよい
40代で初めて転職活動をする人が、平均応募社数を見ていきなり20社や30社へ応募する必要はなく、まず数社へ応募して市場からどのような反応があるのかを確認する方法があります。
例えば応募条件を十分に満たしている求人を中心に5社程度へ応募し、複数社から面接の連絡が来るなら職務経歴書や応募先の方向性は大きく外れていない可能性があります。
一方で5社すべて書類選考で不採用になった場合も、40代だから転職できないと判断するには早く、応募先との経験の一致度や職務経歴書の内容を確認してから次の5社へ進む方法があります。
- まず数社へ応募する
- 書類選考結果を見る
- 応募先との一致度を確認する
- 職務経歴書を修正する
- 次の求人へ応募する
最初の数社は転職市場における自分の評価を確認する機会にもなるため、本命企業だけに限定せず、条件を満たしていて実際に入社を検討できる企業を選びましょう。
ただし練習目的で入社する意思がまったくない会社へ応募するのではなく、仕事内容や条件を確認したうえで、選考が進めば転職先として真剣に検討できる求人へ応募することが基本です。
1社ずつ応募すると長期化しやすい
40代で慎重に転職したい人ほど「第一志望へ応募して、不採用だったら次の会社へ応募しよう」と考えることがありますが、1社ずつ順番に進めると転職活動が長期化する可能性があります。
書類選考から面接、最終面接、内定まで数週間かかる会社であれば、一つの選考が終わるたびに次へ応募すると、5社受けるだけでも数カ月かかる可能性があります。
さらに第一志望だけを受けていると、不採用になった際の心理的な負担が大きくなりやすく、「また最初から求人を探さなければならない」と転職活動を止めてしまう原因にもなります。
| 応募方法 | 特徴 |
|---|---|
| 1社ずつ応募 | 管理しやすいが長期化しやすい |
| 複数社へ応募 | 選考を並行できる |
| 一度に大量応募 | 管理負担が大きくなりやすい |
| 数社ずつ追加 | 結果を見ながら調整できる |
40代では仕事をしながら転職活動をする人も多いため、面接予定を管理できる範囲で複数社へ応募し、結果が出たら候補を補充する進め方が利用しやすいでしょう。
応募数を増やす目的は大量応募そのものではなく、常に複数の選択肢を持ちながら転職活動を止めないことにあります。
書類選考の結果から追加する
何社応募するか迷ったら、累計応募社数よりも書類選考を通過する割合を確認すると、次の行動を決めやすくなります。
例えば10社へ応募して3社の面接へ進んだ場合と、10社すべて書類選考で不採用になった場合では、次に取るべき行動は同じではありません。
前者なら面接対策をしながら新しい求人へ少しずつ応募すればよい一方、後者なら応募数を20社、30社へ増やす前に、職務経歴書や応募求人の選び方を見直す必要があります。
- 応募社数
- 書類選考通過数
- 一次面接数
- 最終面接数
- 内定数
- 不採用になった段階
選考結果を記録しておけば、「求人が少ない」「書類が通らない」「面接で落ちる」といった問題を分けて考えられるため、単純に応募数だけを増やすより改善につながります。
特に10社前後へ応募しても書類選考をほとんど通過しない場合は、年齢だけを原因にせず、求人の必須条件と自分の経験が一致しているか、職務経歴書で強みを伝えられているかを確認しましょう。
面接が増えたら応募ペースを落とす
複数応募が重要だからといって、面接が何社も決まっている状態で新しい求人へ大量に応募し続ける必要はありません。
在職中の40代であれば平日に自由に面接時間を確保できないことも多く、一次面接が5社、6社と重なると企業研究や面接準備が不十分になる可能性があります。
例えば現在5社の選考が進み、そのうち3社で面接予定が決まっているなら、一時的に新規応募を減らし、面接準備へ時間を使う方法があります。
| 選考状況 | 応募の考え方 |
|---|---|
| 選考中0社 | 新規応募を増やす |
| 書類選考中心 | 一定数を維持する |
| 面接が複数 | 応募ペースを調整 |
| 最終面接あり | 候補を残しつつ準備 |
| 内定あり | 条件を比較して判断 |
反対に面接を受けた会社が不採用となり、選考中の会社がゼロになったら、再び新規応募を増やします。
「合計30社へ応募する」と最初から固定するのではなく、選考中の企業数が少なくなったら補充するという考え方なら、仕事を続けながらでも管理しやすくなります。
本命だけに絞りすぎない
40代では転職によって年収や役職を下げたくないという思いから、条件の良い企業だけを厳選し、数社しか応募しないことがあります。
もちろん入社する意思のない企業へ無理に応募する必要はありませんが、求人票を読んだ段階で100%理想に合う会社だけを残すと、応募できる企業がほとんどなくなる可能性があります。
求人票で必須条件を満たしており、仕事内容や待遇も許容範囲なら応募し、実際の業務内容や配属部署、働き方については面接で確認してから判断する方法もあります。
- ぜひ入社したい求人
- 条件が合えば入社したい求人
- 詳細を聞いて判断したい求人
- 条件上応募できない求人
特に「詳細を聞いて判断したい求人」を最初からすべて除外しないことで応募候補を広げられ、複数企業を比較する機会も増やせます。
40代の転職では応募時点で会社を一社に決めるのではなく、選考を通じて情報を増やし、内定が出た段階で本当に転職したい会社か判断するという考え方も重要です。
応募数より応募先との一致度を見る
40代で転職活動がうまく進まないと、「とにかく100社応募すればどこか受かるだろう」と考えたくなることがありますが、応募条件を満たさない求人へ数だけ増やしても効率が上がるとは限りません。
中途採用では企業が求める職務経験や専門知識が求人ごとに示されているため、自分の経験と求人の必須条件がどの程度一致しているかを確認することが重要です。
例えば法人営業を15年間経験している人なら、法人営業経験を必須とする求人は経験との関連性が高い一方、実務経験がないエンジニア職へ大量応募しても同じ結果になるとは限りません。
| 確認項目 | 見る内容 |
|---|---|
| 必須経験 | 自分が満たしているか |
| 歓迎経験 | 加点できる経験があるか |
| 仕事内容 | 経験を再現できるか |
| 役割 | これまでの責任範囲と近いか |
| 業界経験 | 必須か歓迎か |
| 資格 | 必須資格を持っているか |
応募数を増やす場合も、条件を完全に無視するのではなく、自分の経験を生かせる求人や、経験の一部を転用できる求人へ範囲を広げるほうが現実的です。
何社応募したかだけではなく、「応募した会社のうち、何社が自分の経験と高い一致度を持っていたか」という視点を持ちましょう。
40代が同時に応募するなら何社が管理しやすいか
転職活動全体では数十社へ応募することになっても、それらすべての選考が同時に進むわけではありません。
実際には書類選考中、不採用、一次面接待ち、最終面接待ちなど企業ごとに進捗が異なるため、累計応募数と同時に管理する会社数を分けて考えることが重要です。
在職中の40代なら特に、応募数を増やしすぎて面接準備ができなくなる状態を避け、自分が管理できるペースを作りましょう。
最初は5社程度を一つの単位にする
初めて転職活動をする場合は、例えば5社程度を一つの単位として応募し、結果を確認してから次の求人へ進む方法があります。
5社すべての選考が同時に進むとは限らないため、書類選考で不採用になった会社が出たら新しい求人を追加し、選考中の候補が完全になくならないようにします。
この方法なら20社、30社へ一度に応募する場合より、それぞれの求人内容を確認しながら応募しやすく、職務経歴書の調整もしやすくなります。
- 最初に数社へ応募
- 結果を記録
- 不採用分を補充
- 面接が増えたら調整
- 選考中が減ったら追加
ただし5社という数字そのものが正解ではなく、仕事が忙しく面接日程を確保しにくい人なら3社程度、時間を確保しやすい人ならもう少し多くするなど調整して構いません。
応募数の目標よりも、企業研究や面接準備を十分に行える状態を維持することを優先しましょう。
同時進行できる面接数を基準にする
応募社数を決める際は、自分が一週間に何回面接を受けられるかを考えておくと、応募しすぎを防ぎやすくなります。
例えば平日はフルタイムで勤務しており、一週間に面接を受けられるのが2回程度なら、同じ週に5社や6社の面接が集中すると日程調整が難しくなる可能性があります。
現在はオンライン面接を利用する企業もありますが、面接前には求人の読み直し、企業研究、転職理由や志望動機の整理なども必要になるため、面接時間だけ確保すればよいわけではありません。
| 確認すること | 考え方 |
|---|---|
| 仕事の終了時刻 | 平日に面接可能か |
| 有給休暇 | 対面面接に使えるか |
| オンライン面接 | 受けられる環境があるか |
| 企業研究 | 準備時間を取れるか |
| 面接回数 | 二次・最終まで想定する |
応募した段階では面接へ進む企業数を正確に予測できないため、最初は無理のない件数で進め、書類選考通過率が高いと分かったら応募ペースを調整するとよいでしょう。
40代では応募数を競う必要はなく、選考へ進んだ企業に対して十分な準備を行えることのほうが重要です。
応募企業を一覧で管理する
複数企業へ応募する場合は、会社名だけを覚えて管理しようとせず、応募日、求人内容、選考状況、面接日時などを一覧にしておくことが大切です。
10社以上へ応募すると似た仕事内容の求人が増え、「この会社の年収はいくらだったか」「どの求人でリモート勤務が可能だったか」などが混同しやすくなります。
求人掲載が終了すると応募時の求人票を確認できなくなる場合もあるため、応募時点で仕事内容や条件を保存しておくと面接準備にも利用できます。
- 会社名
- 応募日
- 応募職種
- 想定年収
- 勤務地
- 求人の必須条件
- 選考状況
- 面接日時
- 結果
さらに不採用になった段階も記録すれば、10社、20社と応募したときに自分がどこでつまずいているかを分析できます。
応募企業が増えるほど管理の重要性も高くなるため、転職サイトの応募履歴だけに頼らず、自分で確認できる一覧を作っておくと便利です。
40代で応募しても書類選考に通らないときの考え方
40代で10社、20社へ応募しても書類選考を通過しないと、「もっと応募数を増やすしかない」と考えることがあります。
しかし書類選考をほとんど通過しない状態で同じ職務経歴書を使い、同じ基準で求人を選び続けると、応募社数だけが増えて結果が変わらない可能性があります。
一定数へ応募したら一度結果を振り返り、応募先、希望条件、職務経歴書という三つの方向から原因を確認しましょう。
応募先の必須条件を見直す
書類選考を通過しない場合に最初に確認したいのは、求人票に記載された必須条件と自分の経験が一致しているかです。
例えば「同業界での法人営業経験5年以上」が必須なのに別業界での営業経験しかない求人や、「10名以上のマネジメント経験」が必須なのに管理経験がない求人を中心に応募していれば、応募数を増やしても難しい場合があります。
一方で「歓迎」「尚可」と書かれた条件については、すべてを満たさなければ応募できないとは限らないため、必須条件と歓迎条件を分けて読むことが大切です。
- 必須経験
- 必要年数
- 業界経験
- マネジメント経験
- 資格
- 使用ツール
- 語学力
40代では長い経験があること自体より、その経験が募集ポジションで必要とされているかが重要になるため、応募前に求人との共通点を確認しましょう。
応募条件との一致度が高い求人へ対象を調整して書類通過が増えるなら、単純な応募数不足ではなく応募先の選び方が影響していた可能性があります。
職務経歴書の冒頭を見直す
応募条件を満たしているのに書類選考を通過しない場合は、職務経歴書から自分の経験が短時間で伝わる状態になっているか確認しましょう。
40代は20年前後の職歴を持つ人もいるため、経験した仕事を時系列ですべて詳しく書くと情報量が多くなり、応募先に関連する強みが埋もれてしまうことがあります。
職務要約では、どの業界で何年程度働き、何を担当し、どのような強みを持っているのかを整理し、採用担当者が経歴の全体像を把握できるようにします。
| 項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 職務要約 | 経験の全体像 |
| 担当業務 | 具体的な仕事内容 |
| 実績 | 数字や成果 |
| 役割 | 責任範囲 |
| マネジメント | 人数と役割 |
| 自己PR | 応募先で生かせる強み |
例えば営業管理職の求人なら、20年前の新人時代の仕事内容を詳しく説明するより、近年の売上責任、チーム規模、育成、業務改善などを分かりやすく示すほうが応募先との関連性を伝えやすくなります。
応募数を増やす前に、一度第三者にも職務経歴書を読んでもらい、自分が応募している職種に必要な経験が伝わるか確認する方法もあります。
希望条件を絞りすぎていないか確認する
応募できる求人そのものが少ない場合は、年収、勤務地、役職、勤務時間などの希望条件を細かく指定しすぎていないか確認しましょう。
例えば現年収600万円以上、管理職、通勤30分以内、残業10時間以内、転勤なし、週2日在宅勤務という条件をすべて必須にすれば、それぞれは現実的でもすべて満たす求人は少なくなる可能性があります。
求人を増やすために全部を諦める必要はなく、生活上絶対に必要な条件と、できれば実現したい条件を分けることがポイントです。
- 最低年収
- 理想年収
- 通勤上限
- 希望する休日
- 転勤の可否
- 希望役職
- 在宅勤務
例えば年収500万円以上は家計上必要でも、役職については管理職に限定しないのであれば、管理職という検索条件を外すことで候補を増やせます。
応募社数が少ない原因と書類選考に通らない原因は別なので、そもそも応募できる求人が見つからない場合は求人検索の条件から見直しましょう。
40代で応募社数を増やすときの注意点
40代の転職では複数応募が珍しいことではありませんが、応募数を増やせば増やすほど転職が成功しやすくなると単純に考えるのも適切ではありません。
応募する企業が増えれば求人研究、職務経歴書の調整、面接準備、日程調整などの作業も増えるため、仕事をしながら転職する人は特に管理できる範囲を意識する必要があります。
数を増やす場合も、「応募条件を満たしていて、内定が出たら実際に検討できる会社」という最低限の基準は持っておきましょう。
同じ職務経歴書を機械的に送らない
20社、30社と応募するようになると、一つの職務経歴書をそのまますべての会社へ送ったほうが効率的に感じますが、応募する職種が異なる場合は強調すべき経験も変わります。
例えば同じ営業経験でも、営業担当者を募集する企業と営業管理職を募集する企業では、前者では顧客開拓や売上実績、後者ではチーム管理や育成、目標管理などが重視される可能性があります。
基本となる職務経歴書を毎回ゼロから作る必要はありませんが、求人票を読み、応募先が求める経験に合わせて職務要約や自己PRを調整すると関連性を伝えやすくなります。
- 求人の必須条件を読む
- 求められる役割を確認する
- 関連する経験を前に出す
- 実績を具体化する
- 自己PRを調整する
大量応募によって一社あたりの準備時間がほとんどなくなるなら、応募数を少し減らしたほうがよい場合もあります。
40代では経験の量が多いからこそ、すべてを伝えるのではなく、応募先で必要とされる経験を選んで見せる意識を持ちましょう。
内定時期がずれすぎないようにする
複数企業を比較して転職先を選びたい場合は、応募時期が大きく離れすぎないようにすることも重要です。
第一志望へ応募して1カ月後に第二志望へ応募すると、第一志望から内定が出た時点で第二志望はまだ書類選考中という状況になり、十分に比較できない可能性があります。
もちろん企業によって選考スピードは異なるため完全にそろえることはできませんが、同じ時期に複数社へ応募しておけば選考段階をある程度近づけやすくなります。
| 状況 | 注意点 |
|---|---|
| 応募時期が近い | 比較しやすくなる可能性 |
| 応募時期が離れる | 内定時期がずれやすい |
| 選考が速い企業 | 回答期限を確認 |
| 選考が遅い企業 | 今後の日程を確認 |
| 内定獲得後 | 労働条件を確認 |
内定が出た場合は、承諾を急ぐ前に回答期限を確認し、他社の選考が進んでいるなら日程について相談できるか確認します。
応募数だけではなく応募するタイミングも調整することで、40代の転職でも複数の選択肢を比較しやすくなります。
不採用数だけで自信を失わない
40代で20社へ応募して15社から不採用通知が来ると、「自分の経験には価値がないのでは」と感じることがありますが、不採用数だけから自分の職業能力全体を評価する必要はありません。
採用は応募者の能力だけで決まるものではなく、求人が求める経験との一致、他の候補者との比較、給与条件、採用人数など複数の要素によって結果が変わります。
重要なのは不採用という結果そのものより、どの段階まで進めたかを確認し、次の応募へ利用できる情報を見つけることです。
- 書類で落ちた
- 一次面接で落ちた
- 二次面接まで進んだ
- 最終面接まで進んだ
- 内定条件が合わなかった
書類をほとんど通過しないなら書類と求人選びを見直し、面接までは安定して進めるなら面接での回答や応募理由を振り返るなど、段階によって対策を変えましょう。
応募社数が多くなるほど不採用になる会社も増えるのは自然なので、累計不採用数ではなく選考の進み方を判断材料にすることが大切です。
40代は応募数を選考状況に合わせて調整しよう
40代の転職で何社へ応募すればよいかについて、すべての人に当てはまる一つの正解はありません。
2026年5月公開のdodaのデータでは、2025年4月から2026年3月に同社エージェントサービスを利用して内定を得た人の平均応募社数は31.9社で、40代以上を対象とした別のdodaの情報では転職成功までの平均応募数が35.2社とされていますが、マイナビの2024年転職者を対象とした調査では40代の平均応募数が8.8件となっており、対象や調査方法によって数字には大きな違いがあります。
そのため「40代だから35社応募しなければならない」と考えるのではなく、最初は自分が管理できる数社から始め、書類選考の結果を見ながら新しい求人を追加する方法が取り組みやすいでしょう。
10社程度へ応募しても書類をほとんど通過しないなら、さらに大量応募する前に職務経歴書、求人の必須条件、希望年収や職種などを確認し、反対に面接が複数決まっているなら新規応募を一時的に減らして面接準備へ時間を使うというように調整することが重要です。
40代の転職では累計の応募社数を目標にするのではなく、「現在何社の選考が進んでいるか」「どの段階で不採用になることが多いか」「応募先と自分の経験が合っているか」を記録し、選考中の候補を適度に維持しながら、自分が納得して比較できる転職先を探していきましょう。


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